【意外と知らない事実】脂肪を摂ると腸内環境が悪くなるってホント？

ケトジェニックダイエット専門家の
吉田元気です。

巷でよくある触れ込みで

「脂肪を摂ると腸内環境が悪化するので
　油物は控えましょう」

というものがあります。

ケトジェニッカーとしては
この触れ込みは無視できません。

今回は脂肪と腸内環境について
分かりやすくまとめていきます( ◠‿◠ )

脂肪は腸内環境に悪いのか？

そもそも脂肪は腸内環境に悪いのか？

答えはYESです。

「えっマジ？ケトヤメよっかな…」

となるのは早いです。

脂質が腸内環境に悪い原因は
胆汁酸です。

脂質を摂ると、肝臓から胆汁酸が出ます。

この胆汁酸は脂肪を吸収する
ミセルを作るために分泌されます。

ミセルは水と油のように混ざり合わないものが
混ざるようにするための物質です。

洗剤は油を落とす作用がありますが、
あれは界面活性剤が含まれているからです。※1

ミセルも界面活性剤的な役割を持ちます。

脂肪を吸収しやすくするために
ミセルが作られます。

この胆汁酸は脂肪の吸収のために
とても大切な役割を果たしますが、
一方でデメリットもあります。

この海面活性作用が強いために
腸内細菌に対する毒性が強いと
言われています。

具体的な作用は
胆汁酸は乳酸菌やビフィズス菌の
増殖を阻害します※2

乳酸菌やビフィズス菌は
善玉菌です。

つまり、善玉菌が
少なくなってしまうんです…

これは確かにケトジェニックの
デメリットと言えます。

腸内環境が悪いと、体調も優れなくなり、
痩せづらくもなります。

健康的に痩せることがモットーなので
腸内環境悪化の対策法を書いていきますね♪

対策法 野菜や発酵食品をたくさん食べる！

至って単純ですが食物繊維や
プロバイオティクスの量を増やせば
良いんです。

海外のケトジェニックで
野菜を多く食べようと言われてるのは
この腸内環境のことを考えてだと
推測します。

・野菜
・発酵食品
・きのこ
・海藻（日本人のみ）
・イヌリン

これらの食品は食物繊維になります。

発酵食品は善玉菌をそのまま入れる
プロバイオティクス的な役割になります。

野菜や発酵食品をたくさん食べて
腸内環境を乱さないようにする！

至極単純ですが、この方法が
一番良いでしょう！

目安として、1日に
食物繊維を30gほど摂ると
良いかと思います。

「そんなに野菜食べられないよぉ…」

って人はイヌリンがオススメです。

イヌリンは別名フラクトオリゴ糖で
善玉菌のアッカーマンシア・ムシニフィラを
育ててくれる可能性があります※3

フラクトオリゴ糖はアッカーマンシアが
好きなオリゴ糖なので、
野菜があまり食べられない方は
イヌリン で代用しましょう！

下のイヌリンがコスパ良いと思います( ◠‿◠ )
（画像を押すと購入できます）

ケトジェニックで野菜を多く摂る理由が
この記事で分かったと思います。

野菜はケトジェニックで必要な
抗酸化物質も含んでいます。

野菜に色がついてますが、あれは
ポリフェノールやフラボノイドという
ものです。

これらの物質は抗酸化作用が
あります。

ケトジェニックはミトコンドリアを
たくさん働かせるので活性酸素の
スーパーオキサイドを多く発生させます。

なので、抗酸化物質も多くあるに
越したことはありません。

抗酸化物質を摂る意味でも
野菜はたくさん欲しいですね。

野菜を積極的に食べて
健康的にケトジェニックを
してください😊

参考文献

※1.花王　界面活性剤とは？

※2.胆汁酸分子種の多様性

※3.書籍 あなたの体は9割が細菌
www.amazon.co.jp/dp/B01KLAFEXG